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2015/12/04

長く愛して頂けるもの / nibi バングル


こんばんは。

先日、久しぶりにブログを
更新致しました。

cycs

新規お取扱いのジュエリーブランド
"cycs"
をご紹介したブログです。


ブログはSNSと違い、
文字制限を気にすることなく文章が書けるのが
魅力だと思います。

久しぶりのブログは、その魅力に改めて気が付いたため、
今後はブログも頑張りたい気持ちで御座います。


SNSではご紹介致しましたが、
今回は、nibiの新作のバングルを
ご紹介したいと思います。

nibiの作品に関しては、
以下のブログをご参照頂ければと思います。


nibi (にび) / 新規お取扱いブランドのご紹介



nibiのバングルは、

素材が真鍮純銀

模様が楔(くさび)模様布目(ぬのめ)模様

計4種類御座います。

下記より、ひとつひとつご紹介させて頂きます。


タイトルの通り、

長く愛して頂けるものとは。

という観点からご覧頂けると
幸いで御座います。







nibi

Bangle
真鍮 楔(くさび)模様

¥8,000- +tax

(男女ともに身に着けて頂けます。)





最初にご紹介させて頂くのは
真鍮のバングルです。


真鍮は、銅と亜鉛の合金です。
適度な強度があり、加工しやすいのが特徴の金属。
金色に輝く様子が綺麗です。

真鍮は、経年変化によって
独特の味わい深い魅力が増していきます。

長年身に着けて頂いた先に、
古さが美しい風合いとなって現れます。





先にご紹介するのは、
楔模様のバングルです。

楔とは、
片側が狭まっていて、片方が広がっているような
三角形のような形状を表します。

不規則かつ直線的な模様が
真鍮に浮かんでいます。




模様を作り上げるために、
まずは、金槌の口を鏨(たがね)で彫り上げ、
叩くための道具を作ります。

作った金槌でひとつ、ひとつ金属を叩き上げ
写真のような模様をつけております。




腕に着けて頂くと上の写真の様な
雰囲気になります。

長袖と組み合わせて頂くと、
袖から、ちらりと顔を覗かせます。




バングル全体の写真は上の様な
雰囲気です。

幅が広めのバングルで、
存在感があります。

細いバングルは数多くありますが、
幅の広いバングルは珍しいかと思います。

板の厚み自体は薄いので
手によく馴染みます。






nibi

Bangle
真鍮 布目(ぬのめ)模様

¥8,000- +tax

(男女ともに身に着けて頂けます。)





布目模様のバングルです。
その名の通り、布の織り目のような模様です。
柔らかい絹のような印象を受けます。

2種類の模様がありますが、
少し相反するような模様です。

鮮鋭な楔模様と
柔和な布目模様。

お好みの模様があるかと思います。




真鍮の作品は、新品の状態も、もちろん美しいですが、
一緒に歳を重ねて頂き、馴染んでいく様子、
深まる味わいを楽しんで頂きたい作品です。

真鍮は、空気中の成分と反応して
風合いが変わっていきます。
(くすんだり、黒ずんだりします。)

お使い頂くうちに、
大小の傷がついていきます。
古びた金色に変わっていきます。
そんな様子を楽しめる作品です。




くすみや黒ずみが気になる場合は、
市販の真鍮用の手入れ用品などで手入れして
頂ければ綺麗な輝きが戻ります。


以上2点、真鍮の作品を
ご紹介いたします。

以下より、純銀の作品をご紹介いたします。







nibi

Bangle
純銀 楔(くさび)模様

¥23,000- +tax

(男女ともに身に着けて頂けます。)


  


真鍮のバングルと同様
楔模様と布目模様が御座います。

素材が変わるだけで
大きく表情を変えます。


こちらのバングル、
素材は、純銀(Pure Silver)を使用しています。

雪景色や氷河のような
白く透き通った美しさを感じます。


まず最初にお値段について。

真鍮のバングルが¥8,000- +taxに対して、
純銀のバングルは¥23,000- +taxで御座います。

およそ3倍の値段。

真鍮のバングルが安い。ととるか、
純銀のバングルが高い。ととるか、

どちらも正解であり、不正解でもあります。


値段には相応の理由が御座いますので、
気になる方はさらに読み進めて頂ければと思います。




真鍮のバングルのご説明の際に、

真鍮は適度な強度があり、加工しやすいのが特徴の金属。

と記載致しました。


これに対して、純銀は、

強度を出すのが難しく、加工がしにくい金属。

と言えます。


純銀という素材はとても柔らかく、
アクセサリー・ジュエリーとしての加工が難しいとされています。

そのため、製品化されているアクセサリーの多くは、
他の金属(銅やニッケル、亜鉛など)
と混ぜることで強度を出しています。

それに対して、nibiのバングルは
ひとつひとつ、手作業において、
金槌でかたく締めることによって
強度を出しています。



アクセサリーなどをご覧頂く際に、
SV925という表記を見たことがある方も
いらっしゃると思います。

SV925とは、銀の含有率が92.5%のことを指します。
その為、残りの7.5%は他の金属が混ざっています。


他の金属を混ぜることによって
強度や加工のしやすさが増しますが、
純銀との違いも現れます。

果たして、違いとはなんでしょうか。

文章が長くなってきましたが、
さらに読み進めて頂けると
差がわかるかと思います。




nibiのバングルは混じり気の無い
純銀を使用致しております。

そのため、純銀は
他の金属を混ぜた銀とは
お色見が違います。

一般的なシルバーのアクセサリー(SV925等)は
金属光沢のある灰色を想像されるかと思います。

しかし、混じり気の無い銀は白く輝きます。




純銀は光(可視光線)の反射率が金属の中で最も高く、
良質な鏡などにも使われる素材です。

理科や化学などで聞いたことがあるかと思いますが、

光の反射率が高いものは、
明るく、白く見えます。

反射率が低いもの(光を吸収するもの)は、
暗く、黒く見えます。




古来、大和言葉では
白銀(しろがね)と呼ばれていた銀。

混じり気の無い純銀だからこその
美しい白い輝きが見てとれるかと思います。

次に布目模様のバングルをご紹介いたします。







nibi

Bangle
純銀 布目(ぬのめ)模様

¥23,000- +tax

(男女ともに身に着けて頂けます。)


  


次に純銀の布目模様のバングルの
ご紹介です。

やはり、真鍮のバングルとは
表情の違いが御座います。

シルクやカシミアのような
繊細な生地を連想させるような
滑らかな表情が御座います。


前述の通り、白い輝きが
類を見ない作品です。




純銀という素材は柔らかい。
と前述致しました。


そのため、傷がつきやすく
変形しやすい素材です。

また、空気と触れることによって
硫化し、黒く変色することが御座います。


ぴかぴかの金属は、使い込まれるうちに
小さな傷が付いていきます。
くすんだり、変色していきます。

そんな経年変化は
永く愛用してきたからこそのもの。


そんな気持ちで身に着けて
頂きたい作品だと思います。




また、適切なお手入れによって、
美しい輝きを保つこともできます。

黒ずみなどの変色は
硫化と言って、酸化とは違います。


酸化とは、錆が生じることを言います。
錆は金属に浸食し、金属が劣化するため
修復が難しいとされます。


しかし、硫化とは、硫化膜という膜が
金属の表面にできているだけです。

そのため、磨くことで
元の輝きに戻ります。


日頃のお手入れも
より作品を愛するかたちとして
楽しんで頂ければと思います。




大変長い文章となりましたが、

nibiの新作のバングル、
2種類の素材と2種類の模様の魅力が
少しでも伝わればと思います。


全てのバングルは薄い板を使用しており、
滑らかで軽やかな着け心地です。

普段腕にアクセサリーやジュエリーをつけない
方にも身に着けて頂きやすい作品かと思います。

袖からちらりと覗く美しい作品。
腕に目を向けると思わずにやりとしてしまいます。







バングルをお買い上げ頂くと、
桐箱が付属致します。

ギフトにもおすすめの作品です。

ギフト希望とおっしゃって頂ければ
リボンを巻くこともできますので
お気軽にお申し付けください。


nibiのオンラインショップは
以下よりご覧頂けます。




それでは、
おやすみなさい。

しろ